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裏声で歌へ君が代[うらごえでうたえきみがよ]
『裏声で歌へ君が代』 (うらごえでうたえきみがよ)は、丸谷才一の長編小説。 == 概要 == 1982年8月25日、新潮社より「純文学書下ろし特別作品」として刊行された。装丁と国旗デザインは和田誠。装画はアントニオ・ロペス〔表紙の絵を描いたアントニオ・ロペスは、1943年に生まれ1987年に他界した米国のイラストレーター。スペインの画家のアントニオ・ロペス・ガルシアとは別人である。〕。1990年7月25日、新潮文庫として文庫化された。2014年6月10日刊行の『丸谷才一全集』第4巻(文藝春秋)に収録された。 単行本の函(裏)には丸谷の次の言葉が付されている。 「政治的人間といふ言葉がある。政治が人生のいちばん大事な主題である人間、といふ意味だらう。わたしは政治的人間ではない。しかし、そんな人間にこそ政治は襲ひかかるし、あるいは、そんな人間ほど、政治に襲ひかかられたと感じられるものらしい。すくなくともわたしは幼いころからずつと、そんなふうに感じて鬱陶しひ思ひをしながら、現代史とつきあつてきた。(中略) つまりこれは非政治的人間の書いた政治小説である。蝶の嫌ひな男は蝶類図鑑は編まないけれど、小説家にはそんな態度は許されないのだから仕方がない」〔『丸谷才一全集』第12巻、文藝春秋、2014年9月10日、510頁。〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「裏声で歌へ君が代」の詳細全文を読む
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