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光呼吸[ひかりこきゅう] 光呼吸(ひかりこきゅう、こうこきゅう、photorespiration)とは植物が光照射下において通常の呼吸(酸化的リン酸化)と異なる方法で酸素 (O2) を消費し二酸化炭素 (CO2) を生成することである。場合によっては(CO2濃度が低い、高温等)といった条件下においては、光呼吸速度が光合成速度を上回る、つまり、光呼吸による二酸化炭素の放出量が光合成の二酸化炭素固定量を上回ることもある。 == 機構 == 光呼吸が生じる原因は、リブロースビスリン酸 (RuBP) と CO2 の反応を触媒する酵素である、リブロース1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ (RubisCO) が RuBP の酸化も触媒するため、すなわち RuBP に対する CO2 と O2 の反応が競争関係にあるためである。酸化反応(オキシゲナーゼ反応)では RuBP は 2-ホスホグリコール酸となり、次に加水分解されグリコール酸になったあと、いくつかの酵素反応を経て部分酸化され、CO2 が生じる。この際に ATP と NADPH が消費される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「光呼吸」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Photorespiration 」があります。
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