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補酵素F430 : ウィキペディア日本語版
F430[えふ430]

F430メチル補酵素M還元酵素補欠分子族である。古細菌メタン菌にのみ見られる〔Thauer, R. K., "Biochemistry of Methanogenesis: a Tribute to Marjory Stephenson", Microbiology, 1998, 144, 2377-2406〕。この酵素はメタン発酵の最終段階を触媒する。
:CH3-S-CoM + HS-CoB → CH4 + CoB-S-S-CoM
== コルフィン ==
天然にはテトラピロールヘムクロロフィルビタミンB12に使われているが、F430には二重結合が5つしかない最も還元されたテトラピロールを持つ。この独特なテトラピロール誘導体はコルフィン(corphin)と呼ばれている。相対的な不飽和結合の不足によってこれは黄色を呈しており、より不飽和なテトラピロールのような濃い赤紫色を呈さない。また、天然では唯一ニッケルを含むテトラピロールである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「F430」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cofactor F430 」があります。



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