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裲襠[うちかけ, りょうとう]
裲襠(りょうとう、うちかけ)とは、古来、儀式の時に武官が礼服の上に着用した貫頭衣型の衣服〔大辞林 第三版「裲襠(りょうとう)」 三省堂 2015年10月16日閲覧〕。中央にある穴に頭・首を通す形となり、胸部と背部に当てて着用し、上から帯を締める。類似した衣装を舞楽でも使用し、舞楽装束の一つも指す〔。 == 概要 == 『令義解』には裲襠について記載があり「謂、一片当背、一片当胸、故曰(ゆえにいう)裲襠也。」と記され、現代の様式と大きくは変わっていない。裲襠はいわゆる貫頭衣で、主に長方形に仕立てた布帛類の中央に空白を作り、そこに頭を通して着る衣服のことである。平安時代中期の漢和辞書である『和名類聚抄』では訓読みで「うちかけ」としている。 本来は上半身を保護する目的で着用する衣服、次いで上半身に身に付ける鎧のような防具類であったが、次第に威儀を示す趣向を持ち、刺繍をほどこしたり錦(にしき)を用いる衣装に発展したと考えられている〔日本大百科全書「裲襠(りょうとう)」 小学館 2015年10月16日閲覧〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「裲襠」の詳細全文を読む
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