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複式機関車とは複式機関を搭載した機関車である。 == 概要 == 蒸気機関の全盛時、既に船舶用蒸気機関で熱効率を高めるために一定の成果を挙げていた複式機関を蒸気機関車にも取り入れようとするのは当然の帰結で様々な形式が試みられたが、構造が複雑なために整備に手間がかかり、過熱式蒸気機関車が普及すると徐々に淘汰、単式に改造されていき、残った形式は僅かだった。蒸気機関車でのレシプロ式複式機関では各シリンダーのピストンの力を釣り合わせるために、高圧シリンダーと低圧シリンダーの容積の比を慎重に決定する必要がある。通常、低圧シリンダーの直径とストロークの長さのどちらかあるいは両方が大きくされる。サイクル中で凝縮の起きない機関では、高圧対低圧の容積比は通常1対2.25である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「複式機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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