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複素数表示 : ウィキペディア日本語版
フェーザ表示[ふぇーざひょうじ]

フェーザ表示(フェーザひょうじ、)とは、電気工学波動光学などにおいて正弦信号を複素数で表現する表示方法である。主に線型回路の交流解析に使用される。線型な電気回路において、本来は微分方程式の求解問題である定常的な振る舞いの解析を、フェーザ表示を利用することでより簡単な代数方程式(特に連立一次方程式)の求解問題に帰着させることができる。
== 定義 ==
次の正弦信号 を考える。
:s(t)=A \sin(\omega t+\theta)
は、オイラーの公式を使って、次のように書ける。
:s(t)=\Im\exp(\mathrm\omega t) \qquad(1)
ここで、 は虚数単位、 は絶対値が で偏角が の複素数\Im は複素数 の虚部を表す。
このとき複素数 を信号 のフェーザ表示またはフェーザという〔上式の''S'' の1/\sqrt倍をフェーザと定義する場合もある。これは最大値と実効値のどちらを用いるかによるものである。また、ここではsin(ω''t'' ) を位相の基準とする定義を述べたが、cos(ω''t'' ) を基準とする流儀もある。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フェーザ表示」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Phasor 」があります。



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