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褐輪反応 : ウィキペディア日本語版
褐色環反応[かっしょくかんはんのう]

褐色環反応(brown ring reaction)は別名、褐輪反応や、褐色環試験(英:brown ring test)とも呼ばれる、亜硝酸イオン NO2-硝酸イオン NO3- の検出に使われる反応である。
亜硝酸イオンや硝酸イオンを含む硫酸鉄(II)水溶液(上層)と、濃硫酸(下層)の境界面に褐色の輪(褐色環)が生成することからこの様に呼ばれる。
ほぼ全ての塩が水溶性であり、硫酸イオン SO42- 等と異なり、沈殿を形成しない水中の硝酸イオン亜硝酸イオンの簡便な検出法として、しばしば定性無機分析に使われる。
==方法==
冷却した試料水溶液と濃厚な硫酸鉄(II)水溶液の混合溶液に、さらに冷却しつつ、濃硫酸を反応容器の壁面に伝わらせながら静かに流し込むと、密度の大きい濃硫酸は溶液の底に沈み、硝酸イオンが存在すればその境界面に褐色の輪(褐色環)が生成する〔理系大学受験 化学Ⅰ・Ⅱの新研究 卜部吉庸 三省堂 2010年12月25日 第21刷 P364,P422〕。
なお、亜硝酸イオンの場合は特徴として、濃硫酸の代わりに希硫酸を加えても褐色環反応を起こす〔新化学小辞典 池田長生・小熊幸一 監修、三省堂編修所 編 2009年1月20日 初版 「褐輪反応」〕。
これは硝酸イオンに比べて、亜硝酸イオンが不安定で酸化還元反応を起こしやすいことに起因していると考えられる。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「褐色環反応」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nitrate test 」があります。



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