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褐鉛鉱 : ウィキペディア日本語版
褐鉛鉱

褐鉛鉱(Vanadinite)は、燐灰石グループのバナジン酸塩鉱物で、組成はPb5(VO4)3Clである。産業的に用いられている主要なバナジウム鉱石の1つであり、源でもある。密度が高く脆い鉱物で、通常赤色で六方晶系の結晶を形成する。方鉛鉱等の鉛堆積物が酸化してできる珍しい鉱物である。バナジン鉛鉱とも呼ばれる。1801年にメキシコで初めて発見された。南アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカのその他の地域でも見つかっている。
==起源==
褐鉛鉱は、既存の鉱物の化学変質のみで生成する珍しい鉱物であり、そのため二次鉱物として知られる。乾燥帯で見られ、一次鉛鉱物の酸化により生成する。特に方鉛鉱とともに見られる。他に関連する鉱物としては、黄鉛鉱褐鉄鉱重晶石がある〔〔〔。
1801年にメキシコで、スペインの鉱物学者アンドレス・マヌエル・デル・リオが発見した。彼はこの鉱物を「茶鉛」(”brown lead”)と呼び、この中に新しい元素が含まれていると予測し、その元素をパンクロミウム(pancromium)、後にエリスロニウム(erythronium)と名付けた。しかし、彼は後に、これは新元素ではなく、単なるクロムの不純物であると信じるようになった。1830年、ニルス・ガブリエル・セフストレームは、新元素を発見し、バナジウムと名付けた。これは後に、先にデル・リオが発見していた金属と同一のものであることが明らかになった。デル・リオの「茶鉛」は、1838年にメキシコのイダルゴ州シマパンで再発見され、高いバナジウム含量のため、バナジナイトと命名された。その他、ジョンストン石、バナジン酸鉛とも呼ばれる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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