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襟裳型給油艦 : ウィキペディア日本語版
知床型給油艦[しれとこがたきゅうゆかん]

知床型給油艦(しれとこがたきゅうゆかん)は、大日本帝国海軍給油艦能登呂型給油艦または襟裳型給油艦とも呼ばれる。
== 概要 ==
能登呂型給油艦として、大正6年度の八四艦隊計画で2隻、7年度の八六艦隊計画で5隻の計7隻が建造された。当初は計8隻の建造が計画されていたが、うち1隻は給糧艦として建造される事となり、給糧艦「間宮」として竣工した〔片桐, 600ページ〕。能登呂型給油艦として竣工した7隻のうち、1番艦「能登呂」が後に水上機母艦となったため、一般的に知床型給油艦と呼ばれる。更に2番艦「知床」は給兵艦戦艦砲塔輸送艦)兼給炭艦に改装されたため、3番艦の名称から襟裳型給油艦とも呼ばれる。「佐多」は後に潜水艦救難設備を搭載している。
計画当時、大小合わせて4隻のタンカーしか所有していなかった日本海軍が初めて同型艦を多数建造した給油艦で、船体は商船式だった。当初は外国からの重油輸送に使用されたが、大正末期ごろからその任務を民間タンカーに譲り、洋上給油装置を装備して艦隊に随伴し給油を行うようになった。海軍のタンカーは民間のタンカーとは違い、同乗者の居住区画や補給用真水タンクなどがあり、補給任務にも使用出来るようになっていた。一例としては、襟裳は太平洋戦争での南方作戦時にボイラー用および内火機械用重油8,000トンと真水606トンを搭載した実績がある〔 『戦史叢書24』378ページ〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Notoro-class oiler 」があります。



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