|
西ドイツ国鉄103型電気機関車 () は、ドイツ連邦鉄道(西ドイツ国鉄、現・ドイツ鉄道)が保有・運行した、特急旅客用交流電気機関車である。 == 特徴 == === 試作車 (BR103.0) === 西ドイツ国鉄では1960年代に入り、特急列車 (TEE, F-Zug) の最高速度200 km/h 運転を計画し、そのための線路の改良や新型機関車の製造などの準備を行った(航空網への対抗、あるいは、日本の新幹線に刺激されたとも言われている)。その際、200 km/h 運転対応の電気機関車として製造されたのが本機である。 それまでの特急旅客用電気機関車としては、最高速度160 km/h 運転に対応したE10.12型(後の112型→113型)が運用されていたが、103型はこれの後継機となるものである。 1965年にまずE03型 (E03 001 - E03 004) として、試作車4両が製造された。 車体は全体的に丸味を帯びた流線型車体で、高速性が強調されるデザインとなった。また、塗色は基本的にTEE用客車と同じく、えんじ色とクリーム色の通称「TEE色 (''rot-beige'')」であり、TEEを始めとした特急牽引機であることを強く印象付けるものとなった。 登場して間もなく、当時ミュンヘンで開催されていた交通博覧会のデモンストレーション的な位置付けで、ヨーロッパでは最初となる最高速度200 km/h の営業運転をミュンヘン - アウクスブルク間で行う。本格的な200 km/h 営業運転としては、1968年からTEE「ブラウエル・エンツィアン」号で行われた。 なお、1968年より、「コンピューターナンバー」と呼ばれる新しい車両番号体系が制定されたことに伴い、E03型は103型 (103 001 - 103 004) と改称されている。量産車(後述)の登場後は103.0型と呼ばれるようになった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「西ドイツ国鉄103型電気機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|