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西浦の田楽[にしうれのでんがく] 西浦の田楽(にしうれのでんがく)は、静岡県浜松市天竜区水窪町西浦の西浦観音堂において催される催事であり、民俗芸能である。1975年(昭和50年)の文化財保護法の改正によって制定された重要無形民俗文化財の第1回の指定を受けた。なお名称は、元々現地では単に「おまつり」あるいは「木の根祭り」と呼ばれていた。 養老3年(719年)に行基がこの地を訪れ、観音像と仮面を奉納したことが西浦の所能観音堂の創始で、その年に現在の別当家の先祖にあたる吉朗別当なる者が祭礼を始めたと伝えられている。現存する最古の史料は延宝(1681年)のものであるが、その芸態や周辺地域の芸能史料から、室町時代までは歴史を遡ることができるとされている。 三信遠(三河・信濃・遠江)地域には、多くの田楽系の芸能が残されているが、特に長野県阿南町新野の雪祭には、その昔西浦から面を盗もうとしたという言い伝えが残されているなど、両者の深い関係がうかがわれる。 田遊び・猿楽能を中心として、神楽風の演目などを含んでおり、修正会の祭事、すなわち延年・おこないの芸能と考えられるものである。 == 関連項目 ==
*伝統芸能
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「西浦の田楽」の詳細全文を読む
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