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西表石垣国立公園(いりおもていしがき こくりつこうえん)は、沖縄県西表島、石垣島とその周辺の島々および海域にまたがる国立公園である。 == 概要 == 西表島、石垣島の両島をはじめ、石垣島と西表島との間にある石西礁湖と呼ばれるサンゴ礁の海域と、その海域に点在する隆起サンゴ礁の黒島、竹富島、小浜島、新城島、西表島南西方の仲の神島などからなる。 従来は西表国立公園という名称であったが、2007年8月1日に石垣島の一部が編入されるとともに、西表石垣国立公園に改称された〔2007年(平成19年)8月1日環境省告示第49号「西表国立公園の公園区域を変更し、名称を西表石垣国立公園に改める件」〕。これは、国立公園としては、1964年の富士箱根伊豆国立公園以来43年ぶりの大規模な拡張である〔報道発表資料【開催予定】石垣島の国立公園編入に関する説明会の開催 - 九州地方環境事務所 〕〔西表島国立公園大規模拡張へ 石垣島の陸域7022ヘクタールと周辺海域編入 【八重山毎日オンライン】 〕〔沖縄タイムス2007年5月8日の記事 〕。拡張後の面積は、陸域が20,569ha、海域が52,097ha(うち海中公園地区が約1,106.5ha)となった。さらに、2012年(平成24年)3月27日に拡張され、陸域が21,958ha、海域が69,718ha(うち海域公園地区が20箇所、13,742.7ha)となった〔西表石垣国立公園の公園区域及び公園計画の変更(H24.3.27 告示)の概要 那覇自然環境事務所〕。海域公園地区の面積は国内最大である。 公園区域のうち、西表島は、日本で最後の大規模な照葉樹林に覆われ、河口にはマングローブ林が広がるなど、原始性の高い亜熱帯性の植物相が形成されており、特別天然記念物のイリオモテヤマネコ、カンムリワシ、天然記念物のセマルハコガメ、リュウキュウキンバト等の希少な生物種が生息している。 石垣島は、ラムサール条約登録湿地である名蔵アンパルや吹通川のマングローブ林、米原および於茂登岳のヤエヤマヤシやカンヒザクラの自生地などの希少な植物相が見られる。周辺海域には大規模なアオサンゴの群落で有名な白保海域をはじめとするサンゴ礁の海域がある。平久保、米原、川平石崎、白保の4地区が海域公園地区に指定されている〔2007年(平成19年)8月1日環境省告示第53号「西表石垣国立公園の海中公園地区を指定する件」〕。 石西礁湖は、日本で最大規模のサンゴ礁群であり、360種以上に及ぶ豊富な種類のサンゴが確認された世界的にも貴重なサンゴ礁のひとつである。このうち、4箇所(タキドングチ、シモビシ(以上、竹富島)、キャングチ(黒島)、マイビシ(新城島))が海域公園地区に指定されている〔2003年(平成15年)3月31日環境省告示第51号「西表国立公園の区域の海面内に海中公園地区を指定する件」〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「西表石垣国立公園」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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