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西日本方言(にしにほんほうげん)または西部方言(せいぶほうげん)とは、九州を除く西日本で話される日本語の方言の総称である。東条操の定義によれば、新潟県佐渡島・富山県から中国地方・四国地方までで、愛知県・岐阜県を含まない。東日本方言・九州方言とともに日本語の本土方言を形成する。〔『岩波講座 日本語11方言』57頁-73頁。〕九州方言を西日本方言に含める学者もいる(奥村三雄など)。 西日本方言は文法の共通性をもってまとめられた区分であるため、アクセントは京阪式アクセント・東京式アクセント・垂井式アクセント・無アクセントと地域によって様々な様相を呈するが、文法や語彙は西日本で広く共通することが多い。 ==下位方言== 東条操は、次のように区分している。〔 *北陸方言 *近畿方言 *中国方言 *東山陰方言 *東山陽方言 *西中国方言 *雲伯方言 *四国方言 *阿讃予方言 *土佐方言 都竹通年雄は、岐阜県・愛知県の方言も西部方言に含めて、次のように区分している。〔 *岐阜県・愛知県方言 *西北陸方言(「北陸方言」に相当) *近畿方言 *十津川・熊野方言(奈良県南部・三重県南部) *中国地方方言(近畿の丹後・但馬含む) *出雲式方言(「雲伯方言」に相当) *四国方言 奥村三雄は、九州を西日本方言に含めて、次のように区分している。〔奥村三雄(1958年)「方言の区画」柴田武、加藤正信、徳川宗賢編『日本の言語学 第6巻 方言』大修館書店、1978年〕 *関西 *近畿・四国・北陸のそれぞれ大部分 *中国・丹後・但馬・四国西南部・九州東北部 *九州(九州中南部) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「西日本方言」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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