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西郷従道 : ウィキペディア日本語版
西郷従道[さいごう じゅうどう]

西郷 従道(さいごう じゅうどう / つぐみち〔(1) 衆議院・参議院編『議会制度百年史 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年、18頁。貴族院の事務局に提出された履歴書並びに貴族院要覧に基づく。(2)『日本海軍史 第9巻 将官履歴(上)』財団法人海軍歴史保存会、1995年、27頁。終戦まで海軍省が保管整理し、戦後厚生省に移管されていた旧海軍軍人の奉職履歴書正本から、同省の協力を得て所要の事項を転記したもの。〕、天保14年5月4日1843年6月1日) - 明治35年(1902年7月18日)は、日本武士薩摩藩)、陸軍および海軍軍人政治家階級元帥海軍大将栄典従一位大勲位功二級侯爵。名前の読みとして「つぐみち」が広く流布しているが、西郷家によると「じゅうどう」が正訓である〔〔『平成新修 旧華族家系大成 上巻』(1996)p.624〕。兄の西郷隆盛を「大西郷」と称するのに対し、従道を「小西郷」と呼ぶ〔佐々木隆(2002)p.96〕。
文部卿(第3代)、陸軍卿(第3代)、農商務卿(第2代)、元老海軍大臣2378910代)、内務大臣(第4518代)、貴族院議員を歴任した。
== 経歴 ==

=== 青年期 ===
薩摩国鹿児島城下加治屋町山之口馬場(下加治屋町方限)に生まれる(幼名竜助)。剣術薬丸兼義薬丸自顕流を、兵学伊地知正治合伝流を学んだ。有村俊斎の推薦で薩摩藩主・島津斉彬に出仕し、茶坊主となって竜庵とする。
文久元年(1861年9月30日還俗し、本名を隆興、通称を信吾(慎吾)と改名。斉彬を信奉する精忠組に加入し、尊王攘夷運動に身を投じる。
文久2年(1862年)、勤王倒幕のために集結した精忠組内の有馬新七らの一党に参加するも、寺田屋事件で藩から弾圧を受け、従道は年少のため帰藩謹慎処分となる。文久3年(1863年)、薩英戦争が起こると謹慎も解け、西瓜売りを装った決死隊に志願。戊辰戦争では、鳥羽・伏見の戦いで貫通銃創の重傷を負うも、各地を転戦した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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