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義務論理[ぎむろんり] 義務論理()は、義務と権利などの概念を扱う論理学の一分野である。規範論理とも。義務論理は、義務や権利といった概念の基本的論理機能を捉える形式体系である。典型的な記法としては、''OA''(A は義務的である、A であるべきだ)と ''PA''(A は許されている、A でもよい)がある。''deontic'' という言葉は古代ギリシャ語の ''déon''(拘束されているもの、適切なもの)を語源とする。 == 歴史 ==
=== 義務論理以前 === インドのミーマーンサー学派の哲学者や古代ギリシアの哲学者は、義務的概念の形式論理的関係に注目していた〔Huisjes, C. H., 1981, "Norms and logic," Thesis, University of Groningen.〕。また、後期中世哲学では、義務的概念と真理的概念を比較している〔Knuuttila, Simo, 1981, “The Emergence of Deontic Logic in the Fourteenth Century,” in New Studies in Deontic Logic, Ed. Hilpinen, Risto, pp. 225-248, University of Turku, Turku, Finland: D. Reidel Publishing Company.〕。ゴットフリート・ライプニッツは自著 ''Elementa juris naturalis'' において、''licitum''、''illicitum''、''debitum''、''indifferens'' の間の論理関係がそれぞれ、''possible''、''impossible''、''necessarium''、''contingens'' の間の論理関係に対応していると記している。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Deontic logic 」があります。
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