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視床 : ウィキペディア日本語版
視床[ししょう]

視床(ししょう、)は、の構造のうち、間脳の一部を占める部位。また、広義の脳幹の最吻側部に当たる。
嗅覚を除き、視覚聴覚体性感覚などの感覚入力を大脳新皮質へ中継する重要な役割を担う。
== 解剖学的区分 ==
広義の視床は背側視床(dorsal thalamus)、腹側視床(ventral thalamus)に区分されるが、通常「視床」と言った場合にはこのうち背側視床を指していることがほとんどであり、狭義の視床はほぼ背側視床に等しい。例外として、Nieuwenhuysらの定義では、外側膝状核および内側膝状核は厳密には背側視床ではなく視床後部metathalamus)に含められるが、一般には狭義の視床に加えられることが多い。また腹側視床のうち視床網様核は、背側視床との関係が密であるため、便宜的に狭義の視床に加えられることもしばしばである。これだけでも明らかなように、研究者によって視床核群の分類法は異なっていることもあり注意を要するが、一般的な用法における(狭義の)視床は、「背側視床」「視床後部」(ときに「視床網様核」も)を合わせたものを指す。
視床は、分類にもよるが 20 あまりの視床亜核(thalamic subnuclei)へと解剖学的に分類され、入出力が異なっており、それぞれ異なった機能を担っていると考えられている。 これらの核はアルファベットの略称で呼ばれることも多い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「視床」の詳細全文を読む



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