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親王[しんのう]
親王(しんのう、)は、東アジアにおいて、嫡出の皇子や最高位の皇族男子に与えられる称号〔新村出編『広辞苑 第六版』(岩波書店、2011年)1462頁および松村明編『大辞林 第三版』(三省堂、2006年)1303頁参照。〕。もともと中国諸王朝(魏朝以後)において用いられ、日本や、朝鮮(大韓帝国期)、ベトナムにおいても採用された。 これらに倣って、非漢字圏の君主の親族男子を親王と呼ぶことや、プリンスの訳語として用いることもままある。 == 概説 == 「王」は本来は君主を指す語であるが、漢朝以後、王よりも上級の君主号として皇帝号が位置づけられるようになると、「王」の称号は、皇帝の配下のうち特に高位の者に対して用いられ、諸侯の称号として(諸侯王)だけでなく、皇族男子の称号としても用いられるようになった。そして、魏朝以後、皇族男子としての「王」のうち、特に皇帝と近縁であるなど一定の者に対しては「親王」というさらに上位の称号が与えられるようになり、これが後に日本や大韓帝国に波及した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「親王」の詳細全文を読む
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