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親衛隊地区、親衛隊上級地区(SS-Abschnitt, SS-Oberabschnitt)は、ナチス・ドイツの親衛隊(SS)(一般親衛隊)が、全ドイツに設置していた行政区画。地区ごとに指導者(Führer)が置かれ、一般親衛隊は地区ごとに指導者の指揮を受けていた。 == 概要 == 親衛隊の地域区分としては、もともと突撃隊(SA)にならって親衛隊集団(SS-Gruppen)とその下に複数の親衛隊地区(SS-Abschnitt)が置かれる形で区分されていた。しかし1933年に親衛隊上級地区(SS-Oberabschnitt)が新設され、その下に複数の親衛隊地区(SS-Abschnitt)が置かれる形に変更された。親衛隊地区はさらに複数の親衛隊連隊(SS-Standarte)を保持していた。 ハインリヒ・ヒムラーは、1937年11月13日に「親衛隊及び警察指導者」(Höhere SS- und Polizeiführer、略称HSSPF)を各地域に設置したが、親衛隊上級地区の指導者がこれを兼務するのが通例であった。ただ親衛隊及び警察指導者は第二次世界大戦中のドイツ国防軍占領地域にも設置されていたのに対して親衛隊地区は一部を除いて第三ライヒ内部(ドイツ国内)にのみ設置されていた。 親衛隊上級地区(SS-Oberabschnitt)は1933年の段階で12個存在していた。1938年には14個になり、さらに1941年には19個置かれていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「親衛隊地区」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Units and Commands of the Schutzstaffel 」があります。 スポンサード リンク
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