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観光公害(かんこうこうがい)は、観光がもたらす様々な弊害のこと。例えば、車両乗り入れによる震動・騒音・排気ガス・渋滞、ゴミの投棄、プライバシー侵害、受け入れのための開発や景観破壊、環境破壊など。 == 具体例 == 日本においては世界遺産登録直後に見られる過度の訪問者数の増加が顕著な例として現れており、例えば白川郷・五箇山の合掌造り集落では前述のほぼ全ての事象が報告されており、富士山では登山者増加による環境負荷を危惧し、その抑制を講じることが登録条件の一つとされ、2016年2月までにUNESCOへ対応策提出が求められている〔野口健 「世界遺産・富士山」に課せられた厳しい宿題 PHP Online 周知 PHP研究所〕。 最終的に世界遺産への推薦を取り下げた鎌倉も、ICOMOSによる現地視察調査のレポートで、慢性的な交通混雑が及ぼす文化財への影響が指摘され、「不登録」勧告が成された〔世界遺産「落選ショック」をまちづくりの力に タウンニュース鎌倉版2013年5月17日号〕。 北海道美瑛町の「哲学の木」は観光客が写真撮影のために畑を踏み荒らす行為が後を絶たず、土地の所有者はやむなく木を伐採するに至った〔北海道・美瑛の「哲学の木」 所有者、苦悩の伐採 観光客が農地侵入 北海道新聞2016年2月25日〕。これは観光公害の典型例といえる。 また、韓国人やこの数年で急増した中国人観光客のマナーの悪さ(文化財・環境保護地区における立入禁止区域への侵入や喫煙とポイ捨て等)も問題となっており〔アジアのリゾート、プールに韓国人がやってくると 新井克弥 BLOGOS2015年9月10日〕〔中国人観光客のマナーがヒドすぎる!トイレを流さない、どこでも唾吐く、飲食店で横暴… Business Journal(サイゾー)2015年6月7日〕、文化財への落書きや排泄行為にも及んでいるほか〔富士山は登山者の「うんこ」がたくさん 外国人観光客の増加が原因なのか J-CAST2014.9.18〕〔富士山は以前より山頂トイレからの屎尿垂れ流しによる不衛生さと斜面に堆積したトイレットペーパーによる景観阻害が世界遺産登録への障害の一因とされていた(現在は環境配慮型トイレに変更)〕、今後需要が伸びる民泊での住民とのトラブルも懸念される〔中国人、京都を占拠!マンションに大型バスで乗りつけ問題多発、ごみ散乱、ロビーにたむろ ビジネスジャーナル2015年12月7日〕。 外国の事例では、サウジアラビアがイスラム教の聖地を有することから、異教徒が大挙押しかけることで公序良俗が乱れることを嫌い、観光客の入国を制限している。 中国人による観光公害の悪症例 * コンビニ店員にマナー注意され中国人観光客が暴行 東スポWeb(東京スポーツ) 2015年9月29日 * 京都は「まるで上海、日本情緒がない」 訪日中国人のマナーに怒る欧米観光客 SankeiBiz(産経新聞) 2015年11月1日 * 日本でトイレを壊し、紙を持ち去る中国人・・・マナー違反に日本人が不満 サーチナ 2016年1月29日 * 衝撃映像!タイ・チェンライの有名寺院のベンチで中国人女性が大便 タイランドハイパーリンクス 2016年3月3日 * 爆買い中国人が日本を去り、「最悪マナー」の旅行者に荒らされる観光地 まぐまぐ 2016年3月10日 * 中国人観光客急増の桜名所 文化の違いからトラブル増を懸念 NEWSポストセブン 2016年3月23日 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「観光公害」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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