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観音菩薩 : ウィキペディア日本語版
観音菩薩[かんのんぼさつ]

観音菩薩(かんのんぼさつ、、、, アヴァローキテーシュヴァラ・ボーディサットヴァ)は、仏教菩薩の一尊であり、北伝仏教、特に日本や中国において古代より広く信仰を集めている尊格である。「観世音菩薩」(かんぜおんぼさつ)または「観自在菩薩」(かんじざいぼさつ)ともいう。「救世菩薩」(くせぼさつ・ぐせぼさつ)など多数の別名がある。一般的には「観音さま」とも呼ばれる。
== 起源 ==
「観音菩薩」という名称の由来は、後述のようにサンスクリット(梵語)のアヴァローキテーシュヴァラの意訳から生じたとする説が有力である。しかし、エローラ石窟群サールナートなどインドの仏教遺跡においても観音菩薩像と思しき仏像が発掘されていることから、その起源は中国への仏教伝来よりも古いものとも考えられ、ゾロアスター教においてアフラ・マズダーの娘とされる女神アナーヒタースプンタ・アールマティとの関連が指摘されている〔関根俊一編『仏尊の事典 - 壮大なる仏教宇宙の仏たち』(学習研究社〈New sight mook. Books esoterica. エソテリカ事典シリーズ 1〉、1997年4月、ISBN 978-4-05-601347-4)の説。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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