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解糖 : ウィキペディア日本語版
解糖系[かいとうけい]

解糖系(かいとうけい、Glycolysis)とは、生体内に存在する生化学反応経路の名称であり、グルコースピルビン酸などの有機酸に分解(異化)し、グルコースに含まれる高い結合エネルギーを生物が使いやすい形に変換していくための代謝過程である。ほとんど全ての生物が解糖系を持っており、もっとも原始的な代謝系とされている。嫌気状態(けんきじょうたい、無酸素状態のこと)でも起こりうる代謝系の代表的なもので、別名嫌気呼吸(けんきこきゅう)、無気呼吸(むきこきゅう)などとも呼ばれる。
== 種類 ==
解糖系にはいくつかの種類がある。
* エムデン-マイヤーホフ経路(EM経路)
* エントナー-ドウドロフ経路(ED経路)
* ペントースリン酸経路(PP経路)
このなかで、最も一般的なものがエムデン-マイヤーホフ経路であり我々のよく知る真核生物や嫌気性の真正細菌においては全てこの経路がとられている。エントナー-ドウドロフ経路は好気性の真正細菌でよく見られる。ペントースリン酸経路は、その目的のために解糖系に含まれない場合もある。また、古細菌では変形EM経路変形ED経路という以下に述べるものとは細部の異なるものが個々の種によって選択されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「解糖系」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Glycolysis 」があります。



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