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言語類型論[げんごるいけいろん]
言語類型論(げんごるいけいろん、英語:linguistic typology)とは、世界中の言語の特徴を収集し、それらの相違点、類似点を探ることにより、最終的にすべての言語に普遍的な要素を見つけ出そうとする学問のことである。 類型論は文法的な特徴に基づくものであり、歴史的系統関係、地理的分布、社会状況などに関する分類は通常、類型論の範疇に含まれない。歴史言語学(特に比較言語学)による系統上の分類は語族と呼ぶが、類型論的分類は類型と呼ぶ。 また、日本語と英語、英語とドイツ語というように、特定の言語を対象にするという点で対照言語学とも異なる〔風間喜代三ほか『言語学』東京大学出版会、1993年〕。 == 類型論の方法論 == 20世紀前半までの類型論は、アウグスト・シュライヒャーによる屈折語・膠着語・孤立語の3分類に見られるように、世界中の言語をいくつかの類型に分類することを主な目的としていた。現在の類型論を基礎づけたのはジョーゼフ・グリーンバーグである。彼以降、類型論の主要な関心は、部分的な文法現象ごとに多くの言語を比較することで、人間言語に見られる普遍的な性質を見いだすことに移ってきている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「言語類型論」の詳細全文を読む
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