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符号数[ふごうすう]
数学、とくに線型代数学における符号数(ふごうすう、)は固有値の符号(正・負・零)を重複度を込めて数えたものである。 == 概観 == 実有限次元線型空間上の、計量を与える実二次形式および付随する内積(実対称双線型形式)の符号数 は、これを適当な基底に関して表示した時に得られる同伴実対称行列あるいはそれと同値な計量テンソルの、固有値の符号が正・負・零であるものがそれぞれ重複度込みで 個であることを表す。これはそれぞれ正・負・零な部分空間のうち極大なものの次元と言ってもよい。シルヴェスターの慣性法則によれば、これらの数は基底のとり方に依らない。従って符号数は基底の取り方の違いに依らない計量を分類する。 複素係数の場合は、エルミート二次形式およびエルミート半双線型形式を考えれば、同様の結果を得る。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「符号数」の詳細全文を読む
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