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記憶術[きおくじゅつ] 記憶術(きおくじゅつ)とは、大量の情報を急速に長期に記憶するための技術。 == 歴史的経過 == 西洋古典における記憶術は、修辞学の一部門として扱われていたものである。 2500年前、古代ギリシアのシモニデスが開祖といわれる。古代ローマの元老院などでは、メモを使用しての弁論が認められていなかったなどの理由により発達した。シモニデスの手法は紀元前86年〜82年頃に書かれた『ヘレンニウスへ』(作者不詳)に記載されている。 記憶術を意味するは、(mnemonikos 記憶)からの派生語であるが、このギリシア語の単語そのものの語源はギリシア神話の記憶の女神ムネーモシュネーである。 古代ギリシアの記憶術はその後、中世ヨーロッパに受け継がれ、主に修道士や神学者などが聖書やその他の多くの書物を記憶するために用いられた。当時は紙が貴重で、印刷技術も未発達であったため、卓越した記憶力を養うことは教養人の必要条件であった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「記憶術」の詳細全文を読む
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