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詩的で宗教的な調べ[してきでしゅうきょうてきなしらべ]
詩的で宗教的な調べ(フランス語:''Harmonies poétiques et religieuses'') S.173 は、フランツ・リストが1853年に完成させた10曲からなるピアノ曲集である。アルフォンス・ド・ラマルティーヌの同名の詩集に着想を得て作曲された。 第3曲〈孤独の中の神の祝福〉及び第7曲〈葬送曲〉が有名で、しばしば単独で取り上げられる。 == 概要 == 1834年、若きリストはラマルティーヌの詩集に感銘を受け《詩的で宗教的な調べ》を作曲、翌年音楽雑誌『ガゼット・ミュジカル』の付録として発表した。これは現在知られている曲集ではなく単一の楽曲であり、曲集第4曲〈死者の追憶〉の原型である。その後、1845年に曲集としての《詩的で宗教的な調べ》の初稿が書かれ、1847年、1853年と二度の改訂を経て現在の形となった(改訂については「改訂の歴史」の節を参照)。 晩年のリストは宗教的・瞑想的な作品を多く書いているが、この曲集はリストのそうした面が若い頃から備わっていたことを示している。 カロリーネ・ザイン=ヴィトゲンシュタイン侯爵夫人に献呈。演奏時間は全曲で約80分前後。最も長大な〈孤独の中の神の祝福〉は約17分だが、3~5分ほどの曲も数曲あり、規模のばらつきが激しい。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「詩的で宗教的な調べ」の詳細全文を読む
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