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誘導障害[ゆうどうしょうがい] 誘導障害(ゆうどうしょうがい、)とは、送電線に流れる電流の電磁誘導や、送電線との静電誘導により、他の送電線や通信回線に電流が流れて人に危害を与えたり通信障害を引き起こしたりする現象である。 == 概要 == 近接した導体線の間には静電容量があり、一種のコンデンサになるため、一方の導体線に電荷があると、線が直接接続されていなくても電荷に誘導されてもう一方の導体線にも電荷の偏りが生じる。もう一方の導体に発生する電圧の大きさは、相互静電容量と導体線の電圧によって決定される。 また、一方の導体線の電流によって発生する変動磁界がもう一方の導体線と鎖交すると、電磁誘導によりもう一方の導体線に誘起電圧が発生する。この大きさは導体線間の相互インダクタンスと電流、平行路線長によって決定される。 このようにして発生した電圧は、本来電流が流れていないはずの場所で電流が流れて人に危害を与えたり、通信回線にノイズとなって影響を与えたりする。このため様々な手段によって対策が講じられると共に、規格で許容される誘導障害の値が制限されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「誘導障害」の詳細全文を読む
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