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誘電エラストマー : ウィキペディア日本語版
誘電エラストマー[ゆうでんせいえらすとまー]

誘電性エラストマー (ゆうでんせいエラストマー)は、電場により大きなひずみ(400%を超える)を生成するエラストマーである。マクスウェル応力を利用して電気エネルギーを直接運動エネルギーに変換することができる。誘電性エラストマーは、軽量で高い弾性エネルギー密度を持つ。誘電性エラストマーの電場駆動では、電流値はnAからμAの範囲で、熱損失がほとんどない。駆動電場は高い(数千ボルト)が、エネルギー効率は高い。現在のところ、大変形を誘起するのに適している。逆に外部から力を加えて変形させ、発電に使用されることもある。実際に運動量として取り出す機構については今も研究中であり、様々な構想が存在する。
==原理==
誘電性エラストマーは二枚の電極に挟まれている柔らかいコンデンサーである。
電圧Uが印加されると、クーロン力によりp_ が生じる。したがってエラストマーは圧縮される。静電気力p_の二倍である電極間圧力p_は、次式で求められる。
p_=\varepsilon_0\varepsilon_r\frac

ここで\varepsilon_0は真空の誘電率。\varepsilon_rはエラストマーの誘電率。zはエラストマーフィルムの厚さ。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「誘電エラストマー」の詳細全文を読む



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