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語彙化[ごいか]
語彙化(, )は、言語学の諸領域において複数の意味をもった用語である。 == 語彙論 == 語彙論において、語彙化とは、複数の形態素が合わさって1つの意義をもつようになること。 複合語、慣用句・イディオム、英語の句動詞などの形成がこれに当たる。例えば、「鯖」・「読む」の本来の意味とは関係ない慣用句「鯖を読む」ができ、さらにこれから複合語「鯖読み」ができたことなど。「申し込む」「擦り寄る」などの語彙的複合動詞もこれに当たる。 ただし複合動詞でも「話し出す」「働きすぎる」など(統語的複合動詞)は、前の動詞が本来の意味を保つ一方、後の動詞は本来の意味が希薄になり文法化している(一種の補助動詞になっている)ので、語彙化とは言えない。「によって」「てはならない」などの連語も、独自の意味を表現するものではなく、名詞や動詞に接続することで初めて意味が定まるので、語彙化ではなく文法化に当たる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「語彙化」の詳細全文を読む
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