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諏方大明神画詞 : ウィキペディア日本語版
諏方大明神画詞[すわだいみょうじんえことば]
諏方大明神画詞(すわだいみょうじんえことば)は、諏訪大社縁起。「諏訪大明神画詞」「諏訪大明神絵詞」「諏訪絵詞」「諏訪大明神御縁起次第」等とも表記される。
== 概要 ==
寺社の起こりや由緒を記した寺社縁起の1つで、長野県諏訪地域に鎮座する諏訪大社の縁起である。1356年正平11年/延文1年)成立。全12巻。著者は諏訪円忠(小坂円忠)。
元々は『諏方大明神縁起絵巻』・『諏方縁起』等と称する絵巻物であった〔『世界大百科事典』諏方大明神画詞項。〕。しかしながら早い段階で絵は失われ、詞書(ことばがき)の部分の写本のみを現在に伝え、文中には「絵在之」と記すに留めている。
著者の諏訪円忠は、神氏(諏訪大社上社の大祝)の庶流・小坂家の出身で、室町幕府の奉行人であった〔。そのため足利尊氏が奥書を書いている。成立に関しては洞院公賢の『園太暦』にも記されており、失われていた『諏方社祭絵』の再興を意図したものであったという〔。
現在は権祝本・神長本・武居祝家本等があり、権祝本が善本とされている〔山下正治「訓読・諏訪大明神絵詞(一)」 (立正大学人文科学研究所年報)。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「諏方大明神画詞」の詳細全文を読む



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