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諏訪 春雄(すわ はるお、1934年3月30日 - )は、日本の近世文学・芸能史学者。学習院大学名誉教授。 新潟県新潟市生まれ。1956年新潟大学国文学科卒業、1961年東京大学大学院国文科博士課程単位取得退学、1958年中・高等科教諭、1970年学習院女子短期大学教授、1979年学習院大学教授。1966年「元禄歌舞伎の研究」で東京大学文学博士。2005年定年退職、名誉教授。 国際浮世絵学会理事長、歌舞伎学会監事、日本近世文学会代表など。1995年内山記念浮世絵賞、2004年安倍能成記念学術賞。2013年秋、瑞宝中綬章受勲。雑誌『GYROS』を編纂。 歌舞伎研究から出発したが、近世の浮世絵、民俗学等に関心が広まり、東アジアとの比較芸能、民俗、宗教等に展開、近年は時事問題に対しても活発に発言している。 1985年、丸谷才一が『忠臣蔵とは何か』を発表した際、これを厳しく批判し、丸谷と論争になった(『聖と俗のドラマツルギー』、丸谷『鳥の歌』)。 ==著書== *『元禄歌舞伎の研究』笠間書院, 1967 *『愛と死の伝承 近世恋愛譚』角川選書 1968 *『歌舞伎開花』角川書店, 1970 *『近松世話浄瑠璃の研究』笠間書院, 1974 *『歌舞伎史の画証的研究』飛鳥書房, 1974 *『江戸 その芸能と文学』毎日新聞社, 1976 *『心中 その詩と真実』毎日新聞社, 1977 *『出版事始 江戸の本』毎日新聞社, 1978 *『歌舞伎の伝承』千人社 1979 *『江戸っ子の美学 いきと意気』日本書籍, 1980 *『近世の文学と信仰』毎日新聞社 1981 *『忠臣蔵の世界 日本人の心情の源流』大和書房, 1982 *『近世芸能史論』笠間書院, 1985 *『図説資料近世文学史』勉誠社, 1986 *『近世戯曲史序説』白水社, 1986 *『聖と俗のドラマツルギー 御霊・供犠・異界』学芸書林, 1988 *『日本の幽霊』岩波新書 1988 *『歌舞伎の方法』勉誠社 1991 *『歌舞伎へどうぞ 日本人の美と心』ポプラ社(10代の教養図書館) 1993 *『日中比較芸能史』吉川弘文館 1994 *『折口信夫を読み直す』講談社現代新書 1994 *『江戸文学の方法』勉誠社 1997 *『日本人と遠近法』ちくま新書 1998 *『歌舞伎の源流』吉川弘文館, 2000 *『安倍晴明伝説』ちくま新書 2000 *『北斎の謎を解く 生活・芸術・信仰』吉川弘文館 2001 *『視覚革命浮世絵』勉誠出版 2003 *『日本王権神話と中国南方神話』角川選書 2005 *『鶴屋南北 滑稽を好みて,人を笑わすことを業とす』ミネルヴァ書房(日本評伝選) 2005 *『文明の錯誤を正す新家族論』勉誠出版 2007 *『曽根崎心中・冥途の飛脚・心中天の網島』角川学芸出版 2007 *『天皇と女性霊力』新典社 2008 *『大地女性太陽 三語で解く日本人論』勉誠出版 2009 *『鶴屋南北 笑いを武器に秩序を転換する道化師』山川出版社 2010 *『霊魂の文化誌-神・妖怪・幽霊・鬼の日中比較研究』勉誠出版 2010 *『大地母神と役行者 神々の原風景を描く『八犬伝』』勉誠出版 2012 *『国文学の百年』勉誠出版 2014 *『親鸞の発見した日本 仏教の究極』笠間書院 2015 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「諏訪春雄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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