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諸法実相[しょほうじっそう] 諸法実相(しょほうじっそう、実相)とは、中村元によれば鳩摩羅什が摩訶般若波羅蜜経、妙法蓮華経などを漢訳する際に、次の6種の原語に対して当てた訳語である。 その6語とは、『ダルマター』、『ブータ』、『サルヴァ・ダルマ・タタター』、『ダルマ・スヴァバーヴァ』、『プラクリティ』、『タットヴァスヤ・ラクシャナ』であり、いずれも同義であるとされ、悟りの立場から見る(仏知見)諸々の存在のあるがままの真実の姿かたちをいう。言い換えれば縁起する存在を表す用語である。 諸法実相は大乗仏教の根本に位置づけられる概念だが、中国、日本における解釈は宗派によって異なる。 例えば、三論宗では空の理法であり、天台宗では三諦(空・仮・中)からなる中道第一義諦の理法であり、禅宗では森羅万象本来の面目を表す。
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