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謝遜(しゃそん、)は、金庸の武俠小説『倚天屠龍記』に登場する人物の一人。主人公張無忌の父親(名付け親・育て親)であり、屠龍刀の持ち主。 姓は謝、名は遜で字は退思(たいし)。明教の四大護教法王であり、その金髪にちなんで金毛獅王と呼ばれている。金髪ではあるが、れっきとした漢人。髪は内功の修行のため変色したものであり、張無忌など親しいものが見れば色目人のそれとは違うことが判別できる。なお、四大護教法王内での地位は紫衫龍王・ティギス、白眉鷹王・殷天正に次いで3番目。 == 性格 == 師父である成崑の陰謀によって家族が皆殺しにされたため、かなりの人間不信。まだ幼い張無忌に対して「世間の人間はみんな悪いやつだから、父母以外に決して心を許してはいけない」など、どこか妙な教育を施していたため、実父の張翠山らを困惑させてもいた。 また、「七傷拳」の修行により、全身の臓器に傷が付いている。そのため、卓越した武功と精神力を持っていながら精神に異常をきたしやすくなっており、これが謝遜の欠点となっている。 義子の張無忌を溺愛しており、冰火島で精神に異常をきたしていたが、無忌の誕生を機に回復。実父ら以上に無忌を可愛がり、実父の張翠山らが幼い無忌を折檻しようとするとそのたびに庇うため、無忌も叱られるたびに謝遜を頼るようになっていた。 荒々しく、人殺しを何とも思わない人物であったが、60歳ころ少林寺渡厄、渡却、渡難ら高僧に感化され、仏門に帰依するようになる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「謝遜」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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