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常駐警備車(じょうちゅうけいびしゃ)は、日本の警察が重要施設の警備などを行う際、現場に常駐する部隊を乗せる大型車両のこと。「警備車兼輸送車」とも呼ばれており、暴動が発生した際には、移動可能なバリケードとして使用される。 == 概要 == 常駐警備車は、装甲で覆われた大型車両であり、上部に放水砲を設置した車両もある(警備車兼放水車)。車体両側面には突起物がほとんど無く、ルーフ(屋根)はアーチ型に傾斜している。この形状は、暴動が発生した際、暴徒が車両によじ登れないようにするためだと言われている。その特異な形状から、通称「カマボコ」と呼ばれており、車体の塗色は灰色である。同車両は70年安保闘争や、学園紛争に対処するため、警視庁機動隊を始め、全国の警察に配備された。 また、1990年代後半以降に製造された常駐警備車は、形状が「カマボコ型」から「箱型」に変更され、車体の塗色は青色である。車体は市販の大型トラック(いすゞ・ギガ、三菱ふそう・スーパーグレートなど)の改造であるため、大型のフロントガラスが設置されているが、任務に応じてフロントガラスに覗き穴が付いた鉄板を装備することもある。 ファイル:Jochukeibi.jpg|常駐警備車(三菱ふそう) File:Isuzu-Jouchukeibi.jpg|常駐警備車(いすゞ) File:Severe Tropical Storm Etau (2009) aftermath in Sayo 53.jpg|警備車兼放水車 (三菱ふそう旧型) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「常駐警備車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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