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警笛(けいてき)とは自動車や鉄道車両、船舶等において、自らが近づくことを音を使って他の通行対象に知らせるために使用する保安用具である。警音器(けいおんき)ともいう。また、この装備を応用し、自動車および二輪車の防犯・保安面に何らかの異変が起きていることを車外に告知する意味、および機構も本項で解説する。 自動車ではクラクション (klaxon) やホーン (Horn) と呼ぶ物を指し、船舶は汽笛(きてき)、鉄道車両では蒸気で吹鳴するものを汽笛、圧縮空気で吹鳴するものは空気笛と称する〔富山県内の民鉄における警笛吹鳴指示標識には「気笛」とあるものも存在するため、この表記も誤りとは言えない〕。ちなみに「霧笛」とは、船舶の汽笛による霧中信号を指すこともあるが、正式には霧信号所による音波信号のことである。 このほか、警察官が警告時などで用いるホイッスル(呼子笛)も警笛という(ホイッスル又は呼子笛を参照)。 == クラクション == 「クラクション」(Klaxon) という名は元は電気機械式ホーンの商品名である。鋼製の回転部品の衝突により「awooga」「ah-oo-gah」などと表現される独特の音を出す。自動車・オートバイ・鉄道車両・船舶・潜水艦などに使われたが、電子式ホーンに取って代わられた。 クラクションの機構は、アメリカの発明家が1908年に特許を取得した〔 US Patent 923,048. Applied March 14, 1908, granted May 25, 1909. US Patent 923,049. Applied May 16, 1907, granted May 25, 1909. US Patent 923,122. Applied May 16, 1907, granted May 25, 1909.〕。ニューアークの自動車部品メーカー が製品化し、その年のうちに自動車やオートバイに搭載された。その際、創業者でもある がギリシャ語の (甲高い声を出す)から と造語した。 現在ではこの名は、日本を含む多くの国で、自動車用ホーン全般を意味する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「警笛」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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