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機動隊(きどうたい)は、日本の警察において、集団的警備力及び機動力を有し、警備実施の中核部隊として治安警備及び災害警備等に当たる警備警察の部隊である。 == 概要 == 暴動・集団犯罪など、一般の警察官では対処しきれない騒擾を警戒および鎮圧する警察部隊である。実力行使の任務上、体力がある若い警察官を中心に構成されている。 任務は治安警備、災害警備、雑踏警備、警衛警護、集団警ら及び各種一斉取締りである。「治安警備」とは、国の公安又は利益に係る犯罪及び政治運動に伴う犯罪が発生した場合において、部隊活動により犯罪を未然に防止し、又は犯罪が発生した場合の違法状態を収拾する警備実施活動のことであり、「災害警備」とは、災害が発生した場合に、個人の生命、身体及び財産を保護し、公共の安全と秩序を維持することを目的に行う警察の救助活動等のことである。 警察用語としての「機動」とは、「特定の所轄担当区域を持たず、直轄部隊として機動的に活動を行う」ことを意味し、事件の初動捜査を行なう機動捜査隊や広域的に交通事案に対処する交通機動隊は機動隊と同様の意味で「機動」を名称に冠しているが、機動隊とは任務が異なっている。 都道府県警察以外の同様の目的の部隊に、皇宮警察本部特別警備隊(特備隊)や海上保安庁特別警備隊(特警隊)が存在する。海外でも、ドイツの警察には機動隊があり、またフランスでは、都市圏を担当する国家警察に共和国保安機動隊(CRS)、地方部を担当する国家憲兵隊にも機動憲兵隊が編成されている。他の国では、軍事組織が機動隊に相当する任務を担当している場合もある。例としては、アメリカの州兵、欧州・中南米諸国の国家憲兵(警察軍)、ロシア等旧ソ連邦諸国の国内軍(内務省軍)、中国の武装警察、韓国の戦闘警察などが挙げられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「機動隊」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Riot police 」があります。 スポンサード リンク
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