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議政府米軍装甲車女子中学生轢死事件 : ウィキペディア日本語版 | 議政府米軍装甲車女子中学生轢死事件[うぃじょんぶべいぐんそうこうしゃじょしちゅうがくせいれきしじけん] 議政府米軍装甲車女子中学生轢死事件(ウィジョンブべいぐんそうこうしゃじょしちゅうがくせいれきしじけん)は、2002年6月13日、大韓民国京畿道楊州郡(現:楊州市)で、議政府市の駐韓米軍基地に帰ろうとしていた米第2歩兵師団所属の装甲車M88が、公道で事故を起こして女子中学生2名を轢き殺した事件である。本稿では事件後、韓国で起こった反米運動についても紹介する。 == 調査結果 ==
6月19日に同師団は韓米合同調査結果を発表した。米軍側は、故意や悪意によるものでなく偶然の悲劇であったことを強調した。一方で事故原因として、装甲車の構造上右方に死角があり、操縦手が学生たちを見つけることができなかったためであるとした。また、カーブを回った際に管制官が約30m前方に学生たちを見つけ操縦手に警告を試みたが、騒音や他の無線交信などにより不可能であったためであると報告している。また、装甲車は低速度でまっすぐ走行しており、急な方向転換が事故の原因だとする遺族の主張を否定した。 しかしこの発表は、遺族らの疑問に応えていなかった。まず死角ができた、あるいは通信障害が起こったということは考えにくいと指摘された。また低速度で走行していたら学生を轢いた時点ですぐに制動装置が作動していたはずだが、実際は学生の頭骨が完全に砕かれており矛盾が生じていた。さらに道路のアスファルト舗装の割れは、装甲車がまっすぐ走行していたという点と矛盾していた。 その後、聞き取り調査の際に示された走行速度の半分の値で発表していたことが明らかになった。6月28日には同師団の広報がラジオを通して「誰も責任を負うに値する過失がなかった」と述べたが、それを非難する世論が拡大した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「議政府米軍装甲車女子中学生轢死事件」の詳細全文を読む
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