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豆台風[まめたいふう] 豆台風(まめたいふう)は、暴風域などの大きさ(規模)が非常に小さい台風に対して用いられた名称。規模は小さいが中心気圧が低く暴風を伴うとして気象予報官に警戒された。正式な気象用語ではないが、大谷東平などの著名な気象学者によって研究され、1960年代までは一般にも知られた用語であったが、それ以降は台風の区分や定義の変更によりほとんど使用されなくなった。 == 名称の由来 == 1939年8月に関東地方に上陸した台風に対し、初めて「豆台風」の名称が用いられた。8月5日、中央気象台では関東の南東海上にあった大型の台風を警戒していたが、当日昼過ぎ、銚子の測候所から台風が上陸中との速報が入った。至急天気図を解析した結果、南東海上のものとは別の小さな台風が銚子に上陸したことがわかった。この時に中央気象台に勤務していた大谷東平らが新聞に「豆台風銚子に上陸」と発表し、その後広まったものである。大谷は、気象観測がはじまった明治時代から時折そのような台風が記録されていた事を著書で明らかにしている(例えば、『台風の話』岩波新書 1955年、等)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「豆台風」の詳細全文を読む
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