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豆粒文土器 : ウィキペディア日本語版
豆粒文土器[とうりゅうもんどき]
豆粒文土器(とうりゅうもんどき〔西健一郎「豆粒文土器」工楽善通鈴木公雄大川清 編『日本土器事典』雄山閣出版 1996年 P.10~11〕 )は、佐世保市の泉福寺洞窟(国の史跡)から発見された、縄文時代草創期の縄文土器である。
== 発見史 ==
1973年昭和48年)、泉福寺洞窟の第4次発掘調査の際、それまで世界最古の土器と考えられていた隆起線文土器しか出土しない泉福寺洞窟の第9層よりも、さらに古い第10層から発見された。泉福寺洞窟の発掘調査を指導していた、國學院大學講師(当時)の麻生優によって命名された〔麻生優「〈速報〉泉福寺洞穴の第四次調査」 『考古学ジャーナル』第88号 1973年 ニュー・サイエンス社 P.11~14〕。その後、1975年(昭和50年)の第6次発掘調査では、第10層より下の第11層では豆粒文土器のほぼ完全な個体が出土し、隆起線文土器の一種ではないことが明らかになった〔麻生優・白石浩之「〈速報〉泉福寺洞穴の第十次調査」 『考古学ジャーナル』第172号 1980年 ニュー・サイエンス社 P.8~16〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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