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豚丹毒[とんたんどく] 豚丹毒(とんたんどく、)とは豚丹毒菌の感染によって起こる人獣共通感染症。ブタにおける症状は敗血症型、蕁麻疹型、関節炎型および心内膜炎型に分類される。豚丹毒菌はブタ、イノシシのほか、ヒトを含む哺乳類、鳥類に感染する。豚丹毒菌はヒトに敗血症や関節炎を発症させ、この場合には類丹毒と呼ばれる。日本では家畜伝染病予防法における届出伝染病に指定されており、と畜場法において全部廃棄の対象となる。BSL-2。急性敗血症型豚丹毒が1976 - 1977年に全国的に大発生した。 原因菌は、1878年にマウスの敗血症例より初めて分離された。〔モダンメディア 2007/9 vol.53 豚丹毒とは ―古くて新しい人獣共通感染症― 栄研化学株式会社〕 == 原因 == グラム陽性通性嫌気性非運動性微細無芽胞桿菌である豚丹毒菌(''Erysipelothrix rhusiopathiae''、''Erysipelothrix tnosillarum''および未命名2種)の感染を原因とし、その中でも''Erysipelothrix rhusiopathiae''が主要な原因菌である。豚丹毒菌は下水、堆肥、死体、魚類体表粘膜で生存し、自然抵抗性は強く土壌中で約1ヶ月生存可能である。豚丹毒菌はカタラーゼ、オキシダーゼ陰性であり、ブドウ糖を酸化する。細菌培養においては普通寒天培地上で発育するが、血液、ブドウ糖、Tween80などの添加で発育が促進する。血液寒天培地上で不明瞭なα溶血を示し、SIM培地やTSI培地では硫化水素を産生する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「豚丹毒」の詳細全文を読む
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