翻訳と辞書
Words near each other
・ 象皮病
・ 象皮症
・ 象県
・ 象眼
・ 象耳泉奘
・ 象虫
・ 象設計集団
・ 象跡喩大経
・ 象跡喩小経
・ 象郷村
象限
・ 象限儀
・ 象雄
・ 象頭山
・ 象頭山 (山口県)
・ 象頭山 (香川県)
・ 象鼻山
・ 象鼻山古墳群
・ 象鼻杯
・ 象鼻杯席


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

象限 : ウィキペディア日本語版
象限[しょうげん]

数学幾何学において、象限(しょうげん、)〔Advanced linear algebra By Steven Roman, Chapter 15 〕あるいは超八分儀(hyperoctant)とは、平面における四分儀(quadrant)あるいは三次元における八分儀などのようなもので、''n''-次元ユークリッド空間において定義される。
一般に、''n''-次元象限は ''n'' 個の相互直交である。半空間の符号を置換することで、''n''-次元空間には 2''n'' 個の象限が存在する。
より具体的に、R''n'' 内の閉象限(closed orthant)は、各デカルト座標系を非負あるいは非正に制限することで定義される部分集合である。そのような部分集合は、次の不等式の系として定義される:
1''x''1 ≥ 0      ε2''x''2 ≥ 0     · · ·     ε''n''''x''''n'' ≥ 0,
ここで各 ε''i'' は +1 か −1 のいずれかである。
同様に、R''n'' 内の開象限(open orthant)は、狭義の不等式
1''x''1 > 0      ε2''x''2 > 0     · · ·     ε''n''''x''''n'' > 0,
の系として定義される。ここで各 ε''i'' は +1 か −1 のいずれかである。
次元によって、次のように呼ばれる:
# 一次元では、象限は半直線である。
# 二次元では、象限は四分儀である。
# 三次元では、象限は八分儀である。
ジョン・ホートン・コンウェイは、各象限ごとに一つ、計 2''n'' 個の単体を持つ n-次元正多胞体に対して、 ''n''-正軸体(orthoplex)という語を定義した〔J. H. Conway, N. J. A. Sloane, ''The Cell Structures of Certain Lattices'' (1991) 〕。
== 関連項目 ==

* 正軸体 - 各象限空間におけるある単体によって構成される n-次元の正多胞体の族
* 超立方体 - 各象限空間におけるある頂点によって構成される n-次元正多胞体の族
* - 各象限に一つ頂点を持つ、直方体の n-次元への一般化

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「象限」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.