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負イオン : ウィキペディア日本語版
イオン

電子の過剰あるいは欠損により電荷を帯びた原子、または原子団をイオン()という。電離層などのプラズマ電解質水溶液イオン結晶などのイオン結合性を持つ物質内などに存在する。
陰極や陽極に引かれて動くことからギリシャ語のion(移動)の名が付けられた。
== イオンの種類 ==

=== 電荷による種類 ===
; 陽イオン
: 電子を放出して正の電荷を帯びた原子、または原子団を陽イオン(ようイオン、)、あるいはカチオン () と呼ぶ。アンチモンSbは陰イオンもつものが存在するが、他の金属元素はすべて陽イオンである。
; 陰イオン
: 電子を受け取って負の電荷を帯びた原子、または原子団を陰イオン(いんイオン、)、あるいはアニオン () と呼ぶ。ハロゲンはすべて陰イオンとなる。
; 気相のイオン
: 物理学化学物理学の分野では、気相のイオンに対して、陽イオンの代わりに正イオン(せいイオン、、カチオン)、陰イオンの代わりに負イオン(ふイオン、、アニオン)が多く用いられる。大気電気学では、気相のイオンを大気イオン(たいきイオン、)と呼ぶ。
なお、マイナスイオンという用語は、1922年に空気中の陰イオンの訳語として紹介された和製英語である〔西川義方、西川一郎『内科診療の実際』南山堂、1922年(絶版)。(書籍情報 )〕。一部では負イオン(負の大気イオン)の意味でマイナスイオンが使われる場合があり、2002年前後を中心に国内の学会で日本の多くの研究者が使用した実態があった。またマスコミ等では陰イオンをマイナスイオンと誤って報道する事例もある。流行語にもなったが、この文脈では定まった科学的定義がないために科学用語として認められないとする批判がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ion 」があります。



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