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財務会計[ざいむかいけい]
財務会計(ざいむかいけい、financial accounting)は、財務諸表を核とする会計情報を、企業外部の利害関係者(株主、債権者、徴税当局など)に対して提供することを目的とする会計である。経営者や企業内部の管理者に対する情報提供を目的とする管理会計とは内容が大きく異なる。 企業外部には様々な利害関係者が存在するが、その中でも株主と債権者は企業の存続と成長に不可欠な資金を提供している。このため、財務会計の主たる目的は株主と債権者に対する会計情報の提供といえる。 会社法や商法、金融商品取引法など、法律の規制に則って実施される財務会計のことは特に制度会計と呼ばれる。これとは対照的に、海外投資家向けの財務諸表を作成したり、自然保護や社会貢献に協力している程度を金銭面で示す為の会計など、法律の規制とは別に行なわれる財務会計もある〔桜井久勝著 『財務会計・入門』 有斐閣 2008年3月31日第5版第1刷発行 ISBN 978-4-641-12358-8〕。 == 機能 == 財務会計の機能には、情報提供機能と利害調整機能がある。従来は利害調整機能が重視されていたが、これからの会計基準の基本的指針となる討議資料『財務会計の概念フレームワーク』において、財務会計の主要な役割は投資家への情報提供機能であることが明記され、利害調整機能は、副次的な利用目的として考慮されることもあるという程度のものとして扱われている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「財務会計」の詳細全文を読む
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