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貨物駅 : ウィキペディア日本語版
貨物駅[かもつえき]
貨物駅(かもつえき)とは、貨物列車貨物を積み降ろしすることを目的とした鉄道駅である。
貨物は、大きさが統一されたコンテナを用いるコンテナ輸送が鉄道貨物の主流となっている。
日本では、有蓋車での車扱輸送は、2012年に廃止された。
コンテナは直方体のものが一般的であるが、液体の化石燃料化学薬品などを輸送する場合はタンクを有するコンテナとなり、丸みを帯びた形となっている。
標準軌以上の軸幅を持つ軌道を走る貨物列車は国際規格のコンテナが用いられることが多く、国際的に見ても大部分がこれに相当するが、狭軌の軌道や、カーブ区間の多い軌道では独自の大きさのコンテナが用いられることもある。
工場や燃料基地が駅となっておりへ引き込み線を通じて直接乗り入れる列車は、コンテナと貨車が一体となったものが用いられる場合がある。その場合は貨物のみを駅で積み降ろしするが、そうでない場合は、フォークリフトクレーンを用いてコンテナを列車に直接載せることが多く、そのための設備を駅は有する。
鉄道駅は線路の高さによって、地上駅高架駅地下駅と言った区別ができるが、貨物駅の場合は地上駅が多い。
また、船舶との連絡に重点を置いた貨物駅では、埠頭へ直接乗り入れることもある。

== 着発線荷役方式 ==
着発線荷役方式(ちゃくはつせんにやくほうしき)とは、貨物列車が発着する本線路(着発線)部分にコンテナホームを設けてコンテナ荷役作業を行う方式である。E&S(イー アンド エス、「Effective & Speedy Container Handling System」の略)方式ともいう。当初は電化区間の駅で採用されたことから、「架線下荷役」(かせんかにやく)とも呼ばれた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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