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貨車車票(かしゃしゃひょう)は貨車の両側面に掲出されて貨車の行き先、積み荷、荷受人などを示す紙片である。車票と略称される。発駅で作成され、途中駅での貨車の仕分けや着駅での積み荷の引き渡しにあたって参照される。貨車の両側面には、車票を掲出するための額縁として車票サシが設けられている。 放射性物質、危険品など、特別な注意を要する貨物を積載する貨車には、その旨を表示するために、車票に加えて貨車表示票が使用される。貨車の車票サシのそばには、貨車表示票を挿入するための表示票サシが設けられている。 発駅の駅長は、貨物の積み付け、封印などに異常がないことを確認したうえで車票および表示票をそれぞれ車票サシおよび表示票サシに挿入する。着駅の駅長は、貨物の取り卸しが終わったときに車票および表示票を貨車から取り除く。 車票はコレクションの対象となっており、鉄道会社のイベントで販売されたり、インターネット上のオークションで取引されたりしている。輸送中の貨車から車票が抜き取られる盗難事件も発生し、問題となっている。 なお、中国語の「車票」は「乘車票」の略称であり、乗車券を意味する。 == JR貨物の車票と表示票 == 日本貨物鉄道(JR貨物)の車票はボール紙でつくられており、その幅は252ミリメートル、その高さ205ミリメートルである。白地に黒色の文字および罫線が印刷されており、種類によってはさらに赤色または緑色の線が加えられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「貨車車票」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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