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資本の有機的構成[しほんのゆうきてきこうせい]
資本の有機的構成(しほんのゆうきてきこうせい、英 organic composition of capital, 独 organische Zusammensetzung des Kapitals)とはマルクス経済学において「資本の技術的構成」の変化を反映するかぎりでの「資本の価値構成」を指す。 == 資本の価値構成 == 資本における生産手段を購入する不変資本と労働力を購入する可変資本の比率で表現する資本の構成。すなわち資本の価値構成は不変資本を、可変資本をとおけばと示すことができる。この比率が高まれば資本の価値構成が高度化したことを意味し、価値そのものに注目した視点であるといえる。 例を挙げれば、A企業が1,000万円の資本を持ち、500万円を不変資本に、500万円を可変資本に投下する。B企業が1,500万円の資本を持ち、500万円を不変資本に、1,000万円を可変資本に投下する。この場合、A企業の資本の価値構成は500万円 / 500万円なので、100%である。またB企業の資本の価値構成は500万円 / 1,000万円なので、50%である。したがって資本の価値構成がより高いのはA企業である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「資本の有機的構成」の詳細全文を読む
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