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資本家[しほんか]
資本家(しほんか) # 企業体に資本を提供し、最高意思決定能力を持ち、出資した範囲ですべての責任を負う人、そして、最終的に残った利益の配分にあずかる人。 # 資本(自己増殖する価値の運動体)の人格化。(マルクス経済学で定義される概念。) == マルクス経済学における「資本家」 == マルクス経済学においては、資本家は資本の人格化という以上の意味をもたない。産業資本においては、生産手段と労働力を結合させることによって自己増殖する価値としての資本を形成し、産業資本家は、両要素を結合し、剰余価値を搾取しようと意思する人格である。利子生み資本においては、貨幣を運用することで価値の自己増殖をおこなわせ、利子生み資本家は、自己増殖のための運用を日夜考え実践する人格である。資本家が労働者を長時間働かせて絶対的剰余価値を搾取するのも、できるかぎり健康管理設備に投資をせずに不変資本を節約するのも、資本家が「悪人」だからではなく、資本という、あくなき剰余価値の追求者であるからにすぎない、というのが、マルクス経済学の考えである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「資本家」の詳細全文を読む
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