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普通律(Common metre, 省略形:C. M.)は、弱強格調の韻律で、音節の長さが「8, 6, 8, 6」の(厳密にいうと、弱強四歩格と弱強三歩格が交互に繰り返される)四行詩を構成する。『アメイジング・グレイス』のような賛美歌や、クリスマス・キャロル『While Shepherds Watched their Flocks By Night』で使われることが多く、賛美歌調(hymn metres)ともいう。押韻構成は「ABAB」である。 :A-maz-ing Grace, how sweet the sound, - (A) :That saved a wretch like me! - (B) :I once was lost, but now am found, - (A) :Was blind, but now I see. - (B) :— ジョン・ニュートン(:en:John Newton)『アメイジング・グレイス』 ==バラッド律== 『タム・リン』(:en:Tam Lin)などのバラッドに使われるバラッド律(バラッド格調、ballad metre)は普通律の変化形である。普通律同様、弱強格の四行連で、第1行・第3行に4つの強勢(強いアクセント)を、第2行・第4行に3つの強勢を持ち、普通、押韻されている〔Horton, Ronald A. (1995). ''British Literature for Christian Schools''. Bob Jones U, 100–1, 718. 〕。バラッド律が普通律と異なるのは、普通律の押韻構成が「ABAB」なのに対し、バラッド律は「XAXA」である(「X」は押韻されていないことを示す)〔Common Questions on Emily Dickinson 〕。 エミリー・ディキンソンの多くの詩がバラッド律で書かれている。 :Because I could not stop for Death, :He kindly stopped for me; - (A) :The Carriage held but just Ourselves :And Immortality. - (A) :— エミリー・ディキンソンの詩712番 他にも、ウィリアム・ワーズワースの『Lucy Poems』の中の全詩がバラッド律で書かれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「普通律」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Common metre 」があります。 スポンサード リンク
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