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賤機山古墳[しずはたやまこふん]
賤機山古墳(しずはたやまこふん)は、静岡県静岡市葵区宮ヶ崎町の静岡浅間神社境内にある円墳〔文化庁文化財保護部史跡研究会監修『図説 日本の史跡 第2巻 原始2』同朋舎出版 1991年 162ページの杉山彰梧「賤機山古墳」には「一辺が23メートル前後、高さ5メートル余の方墳と考えられる。」とある。〕。国の史跡に指定されている。 == 概要 == 駿府城西北にある静岡浅間神社の境内にあり、大歳御祖神社の本殿裏(北側)に位置する。 墳丘は賤機山の南端の斜面を利用して造られており、直径は約32メートル・高さは約7メートルの円墳で、埋葬施設として横穴式石室を持ち内部に家形石棺が置かれている。古墳の築造時期は6世紀後半とみられている。 石室は両袖式で、玄室部の長さは約6.5メートル・奥壁部高さ3.8メートル・奥壁幅約2.6メートル、羨道部は長さ6.4メートル、高さ約1.7メートル、幅約1.2メートルである。玄室奥から墳丘裾の外護列石まで(横穴式石室の長さ)13.2メートルある。石室用材は賤機山丘陵から安倍川下流右岸にかけて分布する玄武岩である。 石棺は家形石棺で長さ約2.9メートル・幅約1メートルで伊豆産の凝灰岩をくり抜いて造られており、長辺側に3対(6個)と短辺側に1対(2個)の縄掛け突起がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「賤機山古墳」の詳細全文を読む
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