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賽銭 : ウィキペディア日本語版
賽銭[さいせん]

賽銭(さいせん)とは、祈願成就のお礼としてに奉納する金銭のこと〔『明鏡国語辞典』、大修館書店、2009年。〕。元は金銭ではなく幣帛などを供えた〔『大辞泉』、小学館、「賽銭」。 〕。
賽は「神からを受けたのに感謝してる」の意味〔『新漢語林』、大修館書店、2008年。〕。
== 概要 ==
散銭ともいうが、金銭を供えるようになったのは後世であり、古くは神仏に供えられた。その形態は、神前や仏前に米を撒く「散米」「散供・御散供・打撒」や、洗った米を神に包んで供える「おひねり」だった。金銭が供えられるようになったのは中世以降であり、庶民貨幣経済と社寺への参詣が浸透しはじめた時期である。そして、参詣が一般化したことで都市の風習として、賽銭をあげることが流行になった。しかし、現在のように賽銭箱が置かれるようになったのは近世以降である。また、地域によっては長らく米が供えられていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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