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赤ちゃん一時避難プロジェクト : ウィキペディア日本語版
赤ちゃん一時避難プロジェクト[あかちゃんいちじひなんぷろじぇくと]
赤ちゃん一時避難プロジェクト(あかちゃんいちじひなんプロジェクト)は、2011年東日本大震災に対する支援活動の一つで、震災に遭った東北地方赤ちゃん乳幼児、およびその母親ら家族を安全な土地へ一時的に避難させるために実施された救援活動。発起人は特定非営利活動法人(以下、NPO法人と略)・日本ファーストエイドソサェティ(Japan First Aid Society。以下では略称のJFASで表記)の岡野谷純と、NPO法人・全国商店街まちづくり実行委員会の理事長の安井潤一郎であり、ほかには災害人道医療支援会(Humanitarian Medical Assistance、以下では略称のHuMAで表記)、宮城復興支援センターの計4団体のNPO法人の連携により実施された。
== 発端 ==
全国商店街まちづくり実行委員会は商店街振興で宮城県南三陸町と交流があり、その南三陸が震災に遭ったことから、理事長の安井がただちに町の支援行動を開始。一方、子どもの事故防止や赤ちゃんの心肺蘇生法の講習に努めるJFASでは、翌日から被災地支援を開始したが、乳幼児の命の危険を感じ、県外避難の検討を開始した。ここでJFAS代表の岡野谷が旧知の安井にコンタクトをし、連携体制を整えるために震災翌日に本プロジェクトを立ち上げた〔。
震災現場の避難所では、不衛生な環境下で胃腸炎、入浴できないための湿疹に見舞われた乳幼児たちが多く見受けられていた〔〔。新陳代謝が活発な時期に1週間も入浴できない乳幼児もいた。肉体面のみならず、笑顔を失ったり、すぐに泣くようになったり〔、以前は元気だったのに避難所に来ておとなしくなったといった具合に〔、精神面での被害も深刻であった。母親にしても、避難所では子供の泣き声一つで周囲の大勢の避難者たちに気を配らなければならず〔、授乳も気軽にできる環境ではなかった〔。そうした母親の不安を子供が感じることで、子供は同様のストレスに遭い、親子ともにストレスがたまる一方で〔、一時的に母乳が出なくなる母親もいた〔。産院でもベッドの調整がつかず、産後わずか3日の子供が避難所へ直行することもあった。物資不足も深刻であり、水がないためにミルクを温めることができず〔、ミルクの代りにジュースを与えられている乳幼児すらいた〔。
こうした事情で、乳幼児を健康に育てることのできる場所へ避難させることは必至となった〔。被災地の商店街仲間からも子供たちの助けを求める声が安井のもとへ届けられたこともあり、震災10日目に前述の他2団体とともに、プロジェクトの実行委員会が発足された〔。乳幼児たちのみならず母親をも支援させる理由の一つとして、国際連合児童基金(以下、ユニセフと略)ソマリア支援事務所から急遽日本へ派遣された医師・国井修は、母乳は衛生的で免疫成分も含まれているため、母乳育児を続けるための支援が必要と主張した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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